2011-10-27
● [MBA][講義メモ][MSP] ボトルネックとリトルの法則
ボトルネック
ボトルネックは、もっともサイクルタイムの長い工程を指します。ここに資源を割り当てることにより、サイクルタイムを短くし、全体としてのサイクルタイムを改善することができます。換言すれば、ボトルネック以外の工程に資源を投入しても、全体のサイクルタイムは改善されません。
リトルの法則(Little's Law)
在庫として工程上にある製品数(I)、工程のプロセスタイム(T)、スループットレート(R)が与えられたとき、I = T * R という関係が成り立つ、というものです。
たとえば、携帯電話会社のT-mobile社の顧客数が1140万人、月々の解約率 3.0% が与えられたとき、I=1140万人、R=1140万人×3.0%=34.2万人/月、とすると、T = I / R = 33.3か月となり、平均的な契約期間が33か月とわかります。
リトルの法則は、注文の待ち時間、物流、カスタマーサービスの所要時間、キャッシュサイクルなどにおける平均的な滞留時間を、時間そのものを計測することなく推定するための法則、と言い換えることができます。
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