2011-10-24
● [MBA][講義メモ][OTD] 組織の拡大と縦割り化(1)
・ケース The Rise and Fall of the J. Peterman Company*1
The J. Peterman Companyは、1987年にJohn Peterman氏によって設立された衣料品通信販売の企業です。小規模な会社でしたが、少しずつ規模を大きくし、1997年頃には収拾が付かないくらいの規模になり、1999年1月、連邦法11章(チャプターイレブン)に基づく再生手続きを行いました。本ケースは、この経験に基づくPeterman氏自身のメモによるものです。
このケースを通じて、組織の拡大と成長により、
- 組織内調整の失敗
- 組織のカルチャー共有の不十分
といった問題が発生することを学びました。また、組織がどのようにして拡大(肥大化)を求めていくのか、といった一例を観察しました。その上で、結論として、ガバナンスがいかに重要で、そのようにビジョンを共有していくべきか、といったことについて論じました。
同様の例として、スターバックス社が、創立者の退陣とほぼ同時期に店舗数を急激に増やした結果イメージが低下してしまい、その際に創立者がどのように指揮を執ったのか、というケース*2も紹介されました。
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