2007-12-09
● [音楽] 演奏会
とある市民オケの演奏会。 技術的にはうちのオケよりはレベルが高く、しっかり重厚感のある低弦パートは素晴らしかったし、一見自由そうな雰囲気は羨ましくもある。
しかし、パートによってはトップをエキストラに掌握されてしまっている様子が見えたり、なんだか居心地は悪そうだなというか、こういうオケにいても「うちのオケ」という感覚にはならないのではないかと思った。
雰囲気が自由なオケというと聞こえは良いけれど、たとえ各奏者のレベルが高くて自己主張の余地があったとしても、演奏会本番で各人が自由に自己主張するのはあまり良いことではないだろう。下手ながらも、練習段階で各奏者が自分の思うことを全員に伝え、演奏会ではそうした各奏者の意見がうまくまとまった形で一つの作品を演じることができる、そういったオケのほうが魅力的だと思う。そのためには、指揮者と奏者の深いコミュニケーションが必要だと思うのだけど、今日のオケは演奏だけ見ているとそうした意思疎通は行われていないように見えた。
今日の演奏会はいろんな人の演奏スタイルを見ることができて勉強にはなったけれど、しかし次回の演奏会に団員なりエキストラなりとして参加したいかと聞かれることがあるならそうでもないかな、と思った*1。
*1 まぁ、昔の記憶がフラッシュバックした、というのは無いでもないけど、以前在籍したオケで方向性が合わなかったと思っていたのは結局そういうところにあるのかもしれない。
2007-12-11
● [音楽] Mnozil Brass
Mnozil Brassの演奏会に行ってきた。金管バンドの演奏会というより、もはや音楽なら何でもありの演奏会。そんなものまで楽器にしちゃうか、といったところもあって驚く一方、しかしトラディショナルな金管楽器の演奏スキルも十分高度でこれまた驚かされる。
同じオケのパートメンバーと一緒に行ったけど、二人とも「あー早く吹きたいなー」というのが正直な感想。楽しい演奏で、同じように楽しく吹いてみたいなぁと思わせる、ある意味演奏の意義を再体験させてくれるような演奏会。
2007-12-14
● [音楽] 平原綾香シンフォニックコンサート2007@東京国際フォーラム
友人からチケットをもらったので行ってきた。
オケの演奏をバックに、平原綾香が歌う。Jupiterなど、わりと穏やかに伸び伸びと歌う曲がよく知られているけど、Joyful Joyfulなどを楽しそうにバリバリと歌っていた。あぁいった曲のほうが向いている?
ただ、国際フォーラムは広すぎて、オケの生音がいまいち遠くに聞こえる中、本人の歌声だけがマイクで聞こえてくるような印象だった。もうちょっと小さいホールのほうが、こういった演奏会には向いているんじゃないだろうか。もっと近くで、もっと活き活きと歌と音楽を聞きたい。
2007-12-15
2007-12-21
● [雑記] 年賀状の句読点
今日書かなければ年が明けるまで年賀状を書く時間がなさそうだ、ということで夜を徹して年賀状を書いている。
よく慶事の手紙(たとえば結婚式披露宴の招待状など)では「慶事に区切りを付けないために」という意味で「句読点を打たない」こととされている。では、慶事も慶事、一年の最初のお祝いの挨拶状である年賀状にはやはり句読点は打たないべきなんだろうか。
果たして、
- 「あけましておめでとうございます」といった賀詞には句点を打たない
- 「本年もどうぞよろしくお願いします」という結びの後にも句点を打たない
- ただし一言添え書きの部分(一般に手書きされる)は、読みやすさの観点から句読点は打っても良い
といったルールはあるんだろうか、と思って手元にある印刷された出来合いの年賀状を見てみると、確かに賀詞と結びには句読点がなかった。
(追記)
ちなみに、一言添え書きの部分は「慶事を祝う」ことよりも近況報告だとかメモだとかという半ば事務的な(中立的な?)意味合いからか、習慣よりも読みやすさを優先して句読点を付したものが多いようだ。
2007-12-22
● [酒] GON-PESCHE (ゴンペスケ)
千歳烏山の駅近くにある「創伊食仏Bistro酒房 GON-PESCHE (ゴンペスケ)」へと連れられて夕飯。前評判では近所のミセスたちがよく使っているとのことで、果たして当日もそのような食事会と鉢合わせてしまった。
食事はどれをとっても美味で、特に焼き物を得意としているように思えた。美味い食べ物と良い酒があれば当然酔うのも早く、珍しく翌朝もフラフラしていた。最後に飲んだグラッパがとどめを刺したのか。
ところで、お店のロゴが魚なので店名のpescheをうっかりpesceと空目していたけれど、"pesche" はイタリア語で「桃」(英語のpeach)であって、魚なら "pesce"(単) / "pesci"(複) ですね。絵柄と店名が一致せず、そして桃はお店の装飾などに現れない、不思議なお店ではある。