2006-11-19
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日本ユーザ会
当初はどこの日本ユーザ会も、「日本語(そのもの)が使えるようにすること」こそが目的だった。特に日本語は処理系によってEUC-JPやらShift_JISやらISO-2022-JPやらがあって、プラットフォームを特定しないサーバウェアなどになればなるほど日本語処理などが面倒だった経緯もあって、一時期は日本ユーザ会がたくさんあった。Unicodeが出てきても、しばらくは(Unicodeの)機種依存文字というわけのわからないものが残っていて、やはり日本ユーザ会のサポートというのは多少なりとも必要だった。
今は、UnicodeやUTF-8の諸問題がとりあえず無視できてしまうためかぼんやりと妥協点ができあがってしまっており(でもまだ問題は介在している)、またどのUNIXにも(そしてWindowsにも)libiconvが当たり前のように導入され日本語処理は共通のライブラリによって行われるようになったこともあって、日本語サポートは特段の考えがなくても可能になってきた。そうして、日本ユーザ会は役割を一つ失った。
で、必然性がなくなってしまったから、各日本ユーザ会の活動はどんどん下火になっているのが現状。日本語サポート機能追加ラッシュの時は開発側参加者もまた日本語サポートが必要だったけど、翻訳の場合は「翻訳できる人は和訳されたドキュメントを必要としない」というジレンマを有しているので、以前ほどユーザ会としてうまく機能しなくなっているように思う。少なくとも、日本のユーザーの特質として、対価を支払わなくてもそこそこ使えているものを、あえて自分が汗水を垂らしてより良いものにしていこうという奇特な人は少ない*1ので、ただのボランティアによるユーザ会はこれ以上持続しないだろう。
さて、そんなことを考えて、翻訳プロジェクトを再開すべきかどうか、判断に迷っているのだが、どうしたものか。
*1 つまり、「こんな機能が必要だから作ったんだけど、他のサイトでも使えそうだからコミットしてあげる」という人はいても、「何かできることがあるはずだから、参加してみよう」という精神はなかなか難しい、ということ。