2006-04-15
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入れるのは女性だけ JR函館駅にパスタ店オープン (朝日)
JR函館駅に15日、女性だけが入れるパスタ店がオープンした。「JR北海道の駅の中でも珍しいと思う。多少のリスクはあるが、話題性も考えた」と運営するジェイ・アールはこだて開発。
業績が伸びなかったカレー店を模様替えし、レジ近くに油取り紙を置くなど、ちょっとした配慮ものぞく。「女性専用? なんだか列車みたい」とつぶやく人も。
[朝日新聞4月15日より引用]
これは男性差別?列車という逃げ場のない空間で、女性という弱者を救済するという意味のある女性専用車両は十分に理解できるしむしろ整備していけばいいと思います。ただ、慣習上女性しか認められない文化的理由があるとか、性差的に女性しか使わないはずのサービスを提供する店だとか、そういった合理的な理由もなく女性専用のサービスをっていうのは、逆に「性別による差別の容認」と考えられ、男女平等の精神と社会的弱者の救済という二つの軸から大きく外れていくように思います。
…ただまぁ、以前から女性向けのお店ってあるわけで、何が違うのかはっきりとは言葉にできないんですが。でも、なんだろうこの違和感。
(5/8追記)
Brain News Networkのインタビューに対し、同社は
まず、「性差別ではないのか」という意見についてはいかがですか?
「そう問われるならば、そうではないと完全に強く否定いたします。男性も入店できる時間がありますし、これを性差別だととらえる意味がわかりかねます」
[BNN、4月19日より引用]
と答えています。「女性専用のパスタ屋(男性も入れる時間帯がある)」「男性専用のパスタ屋(女性の入れる時間帯がある)」「日本人専用のパスタ屋(韓国人も入れる時間帯がある)」「白人専用のパスタ屋(黒人も入れる時間帯がある)」って並べないと、これが差別意識だっていうのがわからないんでしょうか(並べてもわからんか?)。この4つのタイプについて、違いはまったく無いです。もちろん時間帯によって云々の問題ではありません。特に、食事においては男女の性差よる違いなんてありえない(宗教上の違い、なら理解できるが)ので、このような差別は当然してはいけません。
「あくまでも女性のくつろげる空間をつくりたいという店のコンセプトに基づくもので、必要性があるからではありません」
[BNN、4月19日より引用]
なんて返答、もはや噴飯物です。さっきの例で置き換えると、「あくまでも白人のくつろげる空間をつくりたいという店のコンセプト…(以下略)」とかいう話で、しかも「必要性があるからではない」と断言までしている。かつての南アフリカを思い出しますよ。こういうのって、当事者がどこまで問題意識を持つかによって差別と捉えるかどうかが変わってくる(完全に理論構成されているものではない)ので難しいのですが、少なくともこんな低水準の切り返し方しかできないようでは、一般の理解を得るのは難しいんじゃないでしょうか。 少なくとも、「女性が今まで入りにくかったようなので、女性が入りやすいように工夫を凝らした牛丼屋」とかいう努力とはまったく別路線の話だと考えるべきです。
このパスタ店の企画は素晴しいものだと思います。これからも女性専用、女性だけが入れる店を、全国にも運用して欲しいと思います。
慣習上女性しか認められない文化的理由があるとか、性差的に女性しか使わないはずのサービスを提供する店だとか、そういった合理的な理由もなく女性専用のサービスをっていうのは?<br><br>たとえば男性専用の飲み屋(キャバクラとかではなく)ができて「女性入店お断り」なんて書かれたら、同じようなことをおっしゃるんでしょうか。