2006-04-01
● [ネット] 「国民の四月馬鹿法」各地で混乱招く
問題になっている「国民の四月馬鹿法」は2004年に国会で可決されたもの。以前からインターネット業界では、4月1日がアクセス数の減る土休日とバッティングすると、せっかく趣向をこらしてエイプリルフール企画を実施しても集客効果が得られないとの苦情が多く対策が急務となっていた。当時の国会が業界からの要望を受け議員立法で制定。同法により、土・日曜日および法定祝日と重なる4月1日は、日付を4月2日とすることになった。今年のエイプリルフールは適用対象となる初めてのケースだ。
[bogusnews(4月1日)より引用]
ということなので、今年はエイプリルフールネタは明日やります。まぁそんなわけで、今日はマジメに。引っ越しは3時間くらいで終了。あと段ボール5箱くらい残ってるけど、まぁそのうち棚とかを買ってきたら片づく見込み。
ウッドカーペットでなんとか畳の和室が洋室っぽくなりましたが、それでもやっぱりなんか違和感あります。ふわふわしてるのはしょうがないとしても、3畳×2なのがダメだったんでしょうか、継ぎ目の部分がどうしても浮いてしまって何かとひっかかります。結局アジア工房というショップで買いましたが、まぁ注文した翌日に届いて安かったのが良かったという感じ。一方で、通販全体に言えるのですが、どうしても木目とかは実際にホームセンターとかに行って直接見た方がいろいろ選べていいなぁと思いました。
2006-04-05
● [雑記] 新人研修会
転職した、とはいえ新卒扱いなので人生二度目の新人研修会。今まで学生で初めての社会人生活に夢を膨らませる若人と、銀行という職場で金銭がらみの仕事をしていた自分が同時に同じ空間に居合わせる、というのはなんだか不思議な感覚です。
「社会人としての心得」的な講義は、もう耳にタコができそうなくらい聞き飽きたし、自分には自分なりのスタンスができつつあるのでもうどうでもよく、眠くて眠くてしょうがなかったです。でも、多くの同期と知り合えたのは大きな収穫でした。 経験的に --- それは自分の性格に起因するのか、それとも一般的にそうなのかはわかりませんが --- 最初の新人研修会で得られる以上のネットワークを今後手に入れることはできない、とわかっているので、今回の研修会では知り合いをなるべく多く作ろうとがんばってました。が、冷静に振り返ると、なんだか怖いくらいにがむしゃらに名刺配っているだけの男だったかもしれません。未だに自分がとるべきスタンスがよくわかりません。鉄は熱いうちに打てと言いますが、熱くなりすぎて失敗し、冷たくなりすぎて失敗し、なんだかもうわけがわからない、という気もします。
最後、研修の班を中心とした飲み会を主催しました。予定がない人の大多数が集まってくれたので、今のところは無難に評価されていると考えて良いのかなぁと思うと、まぁ何かつかみかけているのかも知れません。
2006-04-09
● [ネット] アップル、Boot Campを発表
アップルが intel ベースのマシンを発表した時、きっとほとんどの人はこういう日が来ることを予想したに違いない。
Microsoft Windows XPのインストールディスクを持っているユーザは、本日よりダウンロード提供されるBoot Campを使って、IntelベースのMacにWindows XPをインストールできるようになります。
[アップル、4月5日より引用]
記事を読むと、要するにデュアルブートなのですが。今までもそうした試みもあったし、マイクロソフト陣営でそういったサポート部隊もできていたようですが、こんなに早く到来するとは。マシンとしては、CPUがべらぼうに速くてグラフィックが遅いそうですが、まぁ今使っているWindowsマシンではFinal Fantasyベンチで6200なんて出ないので、次に買うならマックかなぁとも思います。
さて、ここで気になるのがソフトウェアのライセンスです。AdobeのボリュームライセンスはMacかWindowsか、いずれか1台に対してインストールを認めるライセンスなのですが、こういう場合ってどうなるんだろう。たとえばAdobe IllustratorをMac/Windowsの両方を用意する必要があるのはライセンス料の二重取りになってしまうような気もするなぁ、などと詮索してしまいます。あとでちゃんと読んでみよう。
(追記)Adobe Open Options 4.5 Licensing Programを読むと、結局プラットフォームの移行、という条項に該当するみたい。なるほど…
2006-04-15
● [社会] 入れるのは女性だけ JR函館駅にパスタ店オープン (朝日)
JR函館駅に15日、女性だけが入れるパスタ店がオープンした。「JR北海道の駅の中でも珍しいと思う。多少のリスクはあるが、話題性も考えた」と運営するジェイ・アールはこだて開発。
業績が伸びなかったカレー店を模様替えし、レジ近くに油取り紙を置くなど、ちょっとした配慮ものぞく。「女性専用? なんだか列車みたい」とつぶやく人も。
[朝日新聞4月15日より引用]
これは男性差別?列車という逃げ場のない空間で、女性という弱者を救済するという意味のある女性専用車両は十分に理解できるしむしろ整備していけばいいと思います。ただ、慣習上女性しか認められない文化的理由があるとか、性差的に女性しか使わないはずのサービスを提供する店だとか、そういった合理的な理由もなく女性専用のサービスをっていうのは、逆に「性別による差別の容認」と考えられ、男女平等の精神と社会的弱者の救済という二つの軸から大きく外れていくように思います。
…ただまぁ、以前から女性向けのお店ってあるわけで、何が違うのかはっきりとは言葉にできないんですが。でも、なんだろうこの違和感。
(5/8追記)
Brain News Networkのインタビューに対し、同社は
まず、「性差別ではないのか」という意見についてはいかがですか?
「そう問われるならば、そうではないと完全に強く否定いたします。男性も入店できる時間がありますし、これを性差別だととらえる意味がわかりかねます」
[BNN、4月19日より引用]
と答えています。「女性専用のパスタ屋(男性も入れる時間帯がある)」「男性専用のパスタ屋(女性の入れる時間帯がある)」「日本人専用のパスタ屋(韓国人も入れる時間帯がある)」「白人専用のパスタ屋(黒人も入れる時間帯がある)」って並べないと、これが差別意識だっていうのがわからないんでしょうか(並べてもわからんか?)。この4つのタイプについて、違いはまったく無いです。もちろん時間帯によって云々の問題ではありません。特に、食事においては男女の性差よる違いなんてありえない(宗教上の違い、なら理解できるが)ので、このような差別は当然してはいけません。
「あくまでも女性のくつろげる空間をつくりたいという店のコンセプトに基づくもので、必要性があるからではありません」
[BNN、4月19日より引用]
なんて返答、もはや噴飯物です。さっきの例で置き換えると、「あくまでも白人のくつろげる空間をつくりたいという店のコンセプト…(以下略)」とかいう話で、しかも「必要性があるからではない」と断言までしている。かつての南アフリカを思い出しますよ。こういうのって、当事者がどこまで問題意識を持つかによって差別と捉えるかどうかが変わってくる(完全に理論構成されているものではない)ので難しいのですが、少なくともこんな低水準の切り返し方しかできないようでは、一般の理解を得るのは難しいんじゃないでしょうか。 少なくとも、「女性が今まで入りにくかったようなので、女性が入りやすいように工夫を凝らした牛丼屋」とかいう努力とはまったく別路線の話だと考えるべきです。
2006-04-19
● [社会] 長期金利:2%台に上昇 6年8か月ぶり
長期金利が2%に乗せたことを受け、各社がいろいろと報道しているわけですが、その中でも毎日新聞はやや否定的で
企業や家計の利払い負担が大きくなり、景気に対する悪影響への懸念が強まりそうだ。
[毎日新聞、4月18日より引用]
と書いています。「懸念」と書いてあるので完全否定ではないのでしょうけど、もうちょっと経済に理解のある記者っていないんでしょうか。これでも日本では2番目に読者の多い新聞なんですが…2006-04-21
● [ネット] @niftyのOutbound Port25 Blocking
研修が終わって寮に戻ってきて、3週間分のメールに返信しようと思ったら、メールを送信できない。普段使わないメールアカウントだったから、あれーなんか設定間違えたかなぁ、とか思ってクライアントの設定とサーバー側の設定、それからバックエンドのMySQLサーバーの設定だとか、いろんなものをひっくり返して確認してみましたが、最近設定を変えた記憶がない。
で、ふと思い出したのが、半年くらい前の@niftyでOutbound Port25 Blocking。あぁそれか、と思ってSMTPサーバーを smtp.nifty.com に変えたらすんなり送れた。まぁ、この程度の変更ですむなら別に問題ないか、とは思うものの、今まで自分たちのサーバー上だけでSMTP→MLフィード→受信までが完結していたものをプロバイダのSMTPサーバを経由してプロバイダ側のウイルスチェック&spamチェックを経由しなければいけなくなったというのは、なんとなく気持ち悪いものだ。数年前までは普通にプロバイダのSMTPを使っていたし、さらに遡ればパソ通のメールだけしか使ってなかったんだけど。とにかく、メールを送るとき 、自分のメッセージが(本来なら不要な)いくつものサーバーを経由するたびにそのサーバーの管理者それぞれのポリシーでスキャンされているという感覚が、今更どうにも好きになれない。ついでに言うと、***@washitake.comを騙るメッセージがsmtp.nifty.comから送出されるわけで、それって最近のSenderIDとかのコンセプトとまったく合致しない。
とはいえ、こうしたブロッキングでもしないと安心して使えないというのは理解できる。なんだか世知辛いなぁ。インターネットを免許制に、とは昔から言われていることだけれど、世界中どこからでも参入できるインターネットを日本だけで免許制にしたところで意味がないのも事実なわけで、結局は性悪説に基づいていろいろ対策していくしかないんだなぁ。
● [酒] 和食料理屋 酒 日本橋亭 国分寺店
研修の打ち上げ、ということで教務担当科長を囲んで食事会というか飲み会というか。でも思うんだけど、ラムラ系のお店ってちょっと前まで学生だったようなぺーぺーの人間が行っても楽しめないと思うんですよね。美味しいだけに料金設定が高めで。
今回は、飲み放題(2時間)付きで3000円ということで幹事が交渉したようですが、結果として食事がほとんどなく、食べ物はお通し+小鉢+ちらし寿司(一人1/2合くらい)、という量でした。美味いのはいいんだけど、こんな量じゃぁ。飲み放題コースなら4000円くらいは出した方がいいんじゃないかな。学生はモンテローザ使えってことですよ。
2006-04-22
● [酒] 亀戸ホルモン
バルセロナで知り合った2人と待ち合わせをして、亀戸ホルモンという、焼き肉屋というかホルモン焼き屋で飲む。
今まで内臓系ってあんまり手を出さない分野で、実際あんまり美味しいとは思わなかったんだけど、このお店のはなかなか美味。モツ煮込み(300円)は2人くらいで食べるのにちょうど良い量で、柔らかく煮込んであって味も良い。タン塩(1300円)は、これがタンかと言うくらいに分厚くて、しっかりしていながら柔らかい歯ごたえがあった。食べるのに夢中で、いつもほどビール(500円)を飲まなかった。へー。3人で11300円(一人当たり4000円弱)。
店内狭くて並んでしまいますが、30分も待てば中に入れたので、まぁ真冬以外なら並んで損はないんじゃないかと思います。
2006-04-23
● [雑記] 赤外線とQRコード
しばたさんのとこで、
新しい環境に入るとケータイのアドレス交換を頻繁にやるわけなんですが、周りはみんな「んじゃ、赤外線で送るねー」とかやってんの。次世代コミュニケーションですよ。
[HsbtDiary,4月23日より引用]
というのに対して赤外線の代わりにQRコードを生成して、相手のカメラ撮ってもらうという技が使えるのでは?
[たださんのコメントより引用]
というコメントが入っていたりしますけど、やっぱりQRコードでも居心地悪いですよ。以下、mixiのほうに書いた日記。10日〜21日までの2週間の研修の間、みんな赤外線通信(IrDA)とかでアドレス交換してました。こちとら2年前当時の最新機種とはいえ、そんな"最新の"機能なんて付いてないわけで、しょうがないのでQRコードを印刷・表示して「ごめん、これを読みとって」とか言って読みとってもらってました。
QRコードに対しては、「おー、読みとれる!」などとそれなりに好印象な反応をしてもらえるんですが、問題は、この時点では相手にアドレス渡すだけ渡して結局自分は相手の連絡先をもらってないってことですね。相手も慣れないバーコードリーダを起動したりしてて手間とってるのに、そこに重ねて「俺にメアドと番号送って」とか遠慮しちゃって言いづらいし。結局10日間に5人くらいの連絡先しかわかんなかった。QRコードを印刷した名刺は数十枚ほど配ったけど。おっかしいなぁ。
[mixi日記(4月23日)より引用]
要するに、こっちが赤外線を受信できないままQRコードにしても一方通行になっちゃう。相手はQRコード表示できないし、相手の出す赤外線をこっちは受信できないから。さらに加えてこっちがQRコードの表示はできても読みとれない、なんて状況だったので最悪でした。まぁ、あれだ。さっさと機種変更しろってことですね。すみません。
海外でも使えるW32Hにしようと思ってます…って、赤外線通信使えないし。まったく、これだから。
2006-04-24
● [酒] 信州そば処 そじ坊
fjsg氏と、丸の内センタービル地下1階の「信州そば処 そじ坊」へ。まぁ石を投げれば必ず当たるくらいどこにでもあるチェーン店ですが。高田屋とどっちが多いだろうか。
そじ坊は、蕎麦そのものに加えいわゆる蕎麦前がしっかりあるので嬉しい。焼き味噌がないのが難点ですが、この日は板わさ、鴨ねぎ、たこ唐揚げ、そば揚げなどを肴に酒を飲みました。酒は生中ばっかりで、あとは真澄を飲んだ。
最後の仕上げ蕎麦、チェーン店でこのクオリティが安定していれば及第点でしょう。何か物足りなさがあって、それをクリアできるまでは同じ蕎麦チェーン店である高田屋には一歩譲るものがあるような気がします。
二人でしっかり食って、合計7180円也。 本気で飲んだら一人当たり5000円とかかな?
2006-04-26
● [社会] 終身雇用
最近の新入社員は終身雇用を望むそうで。
新入社員:終身雇用望む人4割 日本型経営への回帰顕著に
財団法人「社会経済生産性本部」が今年の新入社員に実施した意識調査で、終身雇用を望む人が過去最多の約4割になるなど「日本型経営」と呼ばれた雇用システムへの回帰がみられることが分かった。一方「社内出世より、起業・独立」を望む人は約2割と3年連続で減少した。
(中略)
転職の問いでは「今の会社に一生」が過去最高の39.8%。従業員300人以上の企業では44.7%が終身雇用を望み、安定志向が目立った。
[毎日新聞、4月27日より引用]
この調査そのものは、社団法人社会経済生産性本部のサイトにありますが、本当に最近2年で終身雇用を求める割合が30%弱から40%に急増しています。
さて、一方で国家公務員志望者は前年比15%減とぐっと減ってきてます。
国家公務員志願者が急減・1種試験、15.6%少なく
人事院は24日、来年春に採用する国家公務員の1種試験の申し込み状況を発表した。申込者数は2万6268人で、昨年に比べ4844人(15.6%)減少した。景気の回復傾向に伴って民間志向が強まったうえ、政府が国家公務員数の削減に取り組むなど「官」への風当たりが増したことなどを反映したとみられる。
[日経新聞、4月24日より引用]
ん、志望者だけじゃなくて実際に減りつつあるのか。
まぁ要するに最近の若い人は、終身雇用ではないところ(民間企業)で終身雇用を求め、終身雇用な職場それ自体(公務員)は希望しないという、アンバランスな方向性を持っています。推測ですが、従来なら公務員を目指すはずの人が民間に流れてしまって、民間部門で終身雇用などという幻想をうちたててるのかも知れません。終身雇用って日本型経営の特徴と言われていますが、終身雇用ってのは法律でも就業規則でも雇用契約でも明文化された取り決めなんて一般的には存在しないはずなんですけどね。まぁいいけど。
彼らがいつ「こんな会社辞めてやる!」と言い出すのか、2年で転職した身としては、他人事ながら気になります。
2006-04-30
● [ネット] Google Analytics
今日は髪を切りに行こうと思って、どっか家の近くに良い理容室・美容室はないかなぁなんてネット検索しているうちに、そういえば Google Analytics に申し込んでいたなぁ、と思い出す(なんでや)。
これは washitake.com のトップページの解析。なんだか、AWStats でできることしかやってくれないし、これ以上詳しいレポートが出るわけでもなさそうだし、いまいちメリット感じなかった。少なくとも、Goal を明確にできない個人ウェブサイトの場合は、あんまりメリットないんじゃないでしょうか。
■ ぷらっそ [こちらの日記、更新してたのね。 えぇ、こちらこそよろしくお願い致します。]
■ wassy [あー、なんだかんだで、結局 "public" (所属先とかに関係のない話題) >> "mixi" (仕事の話も混ぜつ..]