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2005-12-11

社会 理科大好きでも科学者イヤ (朝日)

ショッキングなニュースを一つ。

世界の研究者が02年から44カ国・地域の15歳4万人余りを対象に進めている「科学教育の内容と日常生活との関連性調査(ROSE)」のうち、小川教授らが03年に実施した国内の中学3年生560人分のデータを分析した。
その結果、理科については「面白くて他の教科より好き」が33%、「面白いがもっと好きな教科がある」が32%、「面白くなく嫌い」が33%と三分された。

[朝日新聞、12月10日より引用]

綺麗に三分されてますね。他の教科に比べると、まぁ悪くない傾向だと思います。「全部の教科が嫌い・学校が嫌い」っていう選択肢が「面白くなく嫌い」に統合されているのだとすれば、感覚的には概ね良好な結果でしょう。

ところが。

「科学者になりたい」との回答はわずか34% (男子44%、女子19%)。男子の56%、女子の81%は「なりたくない」と答え、前者の回答との食い違いが目立った。
ROSEの予備調査で各国の子どもたちに科学者の絵を描いてもらったところ、日本の子どもはマニアックで暗いイメージの科学者を描く傾向が強かった。小川教授は「科学者が身の回りで普通に生活している現実味のある存在として見えていないからではないか」と話している。

[朝日新聞、12月10日より引用]

これは寂しい。漫画に出てくるような「いつでも白衣を着て、度の強いメガネをかけて、髪型乱れまくった化学者(≠科学者)」をイメージしちゃうんでしょうか。これは、そういうイメージを植え付けすぎ、という点で科学者自身が悪い。科学技術を普及させるべき科学技術館などの実演でさえ、司会進行役の科学者はボサボサなカツラ(しかも白髪)をかぶって、怪しげな呪文を唱えます。こうやって歪んだ科学者を至るところで見てしまえば、そりゃ科学者にはなりたくないなぁという感じになっちゃうんじゃないでしょうか。楽しくてもなりたくないってのは、マジシャンみたいな分類?

まぁ、あとは科学者が意外と儲からない職業だってのもあるでしょうし、IT業界のようにメディアから採り上げられないことも原因でしょう。でも、これらの外的要因以前に、科学者自身が、もっとぱりっとした服を着たり髪も整えたりと、もうちょっと夢を見ることのできる「像」を演じることも必要だってことでしょうか。

「科学が好き」と言わしめるところまでは辿り着いたんだから、あともうちょっとがんばりたいものです。



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