2004-01-07
● awstats
ログ解析に、awstats の 6.0βを入れた。今まで analog を使っていたけれど、こちらのほうが若干見やすい気がする。
ただし、解析対象とするファイルは LogFile="/path/access_log" といった形で指定する必要があり、また gzip で圧縮したりすると対応できないといった面がある。つまり、logrotate でログを回している環境ではLogFile="/path/access_log.*" という設定ができない(明示的にファイルを指定してやる必要がある) ので、ちょっと面倒。
これを解決するために、まず導入時に
for i in `seq 100 1`; do zcat /path/access_log.$i.gz >> /path/access_log.all done
としてファイルを解凍&連結し、それから
awstats.pl -config=mydomain.net -logfile=/path/access_log.all rm /path/access_log.all
を行う。そして毎週のログ回転時に、
zcat /path/access_log.1.gz > /path/access_log.tmp cat /path/access_log >> /path/access_log.tmp
として一時ファイルを作り、このファイルを対象として解析を行う。こうすれば、最後に解析したアクセスが次の回転時にも現れ、awstats.pl はそのアクセス以降の解析の続きを行うことができるようになる。
● 小さい
小さい男。
2004-01-10
● サイエンスフォーラム
そういう名前の会社があるのに、彼らとは全く関係ないところでそういう名前のイベントをやるのはどうなんだろう。まぁ来年からは名前が変わりそうな勢いだし、そもそも自分には関係のないことだからどうでもいいけど。 それにしても、関西の人の方がこういうインタラクティブな科学ショーはうまいと思った。漫才で鍛えられているからだろうか、笑いを取るのもうまいし。そもそも、イベントの参加者の半分以上が西の人ってのも…。
● 十日戎
3日間で100万人という、そこら辺のテーマパーク顔負け(というか、そこら辺のテーマパークはこんな入場者数を叩きだせやしない…かのオリエンタルランドでもきつい)もの人出があるこの行事が、東京ではまったく報道されないのはどうなんだろう。 まぁそんなことはさておいて、近くの池で笹を集め、えべっさんを見つけて「商売繁盛たのんまっせ」と言ってみたものの、笹を持って電車に乗った人間に対して、東京の人々から謎な視線を感じたのが…。まぁ、今日は福娘も確保できたし(というか、だからネタをやることになったのだが)、大阪から来た人が思いの外多くてウケも取れたし、よしとしよう。
2004-01-12
● 検索
PGPの公開鍵で人を検索してみるテスト: mHgZ7nwoRHqPO4EvB43I2o5qUH6Q6jm9MLYFz6PuEUeIAthkF9i58nxIbBhPWYDA
● で
まぁ傍観者だからそう言っているのはわかるけど、じゃぁ実際どうしたいの?
2004-01-15 CCCDについて
● とりあえず、自分が理解している範囲でCCCDの問題点についてまとめてみた。
● CDの売り上げ低下
音楽CDって、バブルの時代も今も、相変わらず1枚3000円で売られているわけです。しかも再販制度で、安売りができなかったりするし。まぁ大学生だとか社会人にでもなれば、それくらい買える余裕は出てくるわけだけど、月々せいぜい数千円だとか高々数万円程度のお金しか使うことのできない中高生にとっては、大きな出費なわけですよ。CD屋のラックの前で、好きなアーティストのCDを手にとって、買うかどうか悩んで、いったん家に帰って、それから次の日にやっぱりラックの前で悩んで…で、3日目くらいにようやく決心が付いて1枚買った、とかいう経験は誰しもあったはず。
音楽なんて、別になくても生活はできるわけだし、実際レコードが登場するまでの数万年間、人間は基本的に音楽なしで生きてきた。もちろん、金持ちの道楽だとかたまの奮発で演奏会を楽しむなんてことはあったけど、必要条件ではなかった。だから、バブルが弾け飛んで久しい現在、高いCDをわざわざ買うのはよっぽど好きなアーティストだとかに限定されるから、売り上げが伸びないのは当然。CD以外だって、嗜好品はともかくとして、生活に必要な消費財ですら売り上げが下がっているんだし。それを、レコード業界は「不正コピーが原因だ」として、とんちんかんな理論を展開している。
それに、最近は適当なCDを買うと、本当にはずれを引く可能性が大きくなっている。昔は歌唱力のある歌い手じゃないと生き残れなかったというのもあって、適当にCD屋で平積みになっているCDを買っても、楽しむことができた。でも、今は歌唱力がない歌い手が多くて、そのアーティストを元々知らない人が聞いても楽しめなくて、損をした気分になる。だから、ますますCDを買おうという気分にならない。(実は、B'zのCDを聞き始めたのはジャケ買いがきっかけだった(藁)
CDって、プレスに必要な価格という意味での「原価」は1枚あたり数十円で、プラスチックケースやジャケットの印刷代を含めても、せいぜい数百円で作れるわけですよ、ほんとは。あとは(アーティストも含めた)人件費や中間マージン、輸送費や著作権料などでCD代の大半は構成されているわけで、別に努力すればもっと安く作れる。それが、時代は変わっても値段は高いままなんだから、あきれ半分に誰もCDを買わなくなるのは当然のことでしょ。
● CCCDの技術的な側面
レコード業界が、不正コピーを防ぐという名目で考え出したCCCD。これは、CDの "音源" にノイズを混ぜ、CDプレーヤーのエラー訂正機能を使って訂正させるための仕組み。PCのCD-ROMドライブは音源に対するエラー訂正機能を持っていないために、読みとりに失敗する…ということに一応なっている。(ただし、当然データそのもののエラー訂正はできる) ところが、実際にはPCでもドライブによっては読み込めるし、逆にオーディオ機器でも再生できないものがある。 まぁ、CDにはもともとコピープロテクトのための仕様はないわけで、そこに無理矢理コピープロテクトしようとしているんだから、こういうことにはなるんだけれど。
ただ、問題なのは、これで再生できなかったからといってCCCDの返品や交換には応じられないし、それで再生機器が壊れたところでオーディオ機器メーカーも対応してくれない。そんなソフトウェア業界も真っ青な対応なんだから、あまりにあんまりだ。「CDの規格通りに作ってないから再生できるかどうかわからんけど、とりあえず買ってみろ。でもお前ら消費者の責任で」だなんて、無責任きわまりない。
また、PCでの再生用 (当初は対応ソフトウェアがなかったのでMacでは再生できなかった。まぁ今でも UN*X では公式には未対応なんだけど) に圧縮音源が入っているものの、当然不可逆圧縮だから音質はそれほど良くないし、好きなようにコピーもできない。自分の好きなソフトウェアで再生することもできない。なんで自分で買った"物"の使い方まで制限されるんだろう? 別に不正利用をしようとするわけでもないのに…。しかも、それらは、CCCDの読みとりが可能なドライブなら自由に使えるし、デジタルオーディオ出力からMD等にコピーすることで、回避可能だったりする。だから、なんだか普通に使いたいだけの人からすれば、とても不公平だ。
● まとめ
そんなわけで、CCCDがなぜ忌み嫌われるかというと
- 消費者の使い方についての制限
- 一部環境での音質の低下
という技術的な話があり、一方で
- 売れ行き低下の原因を他に転嫁している
- 本来不良品になるべきものを無責任に発売する
というレコード業界への反発というポリシー的な議論があるのだと思う。
特に、コピープロテクト技術をとりこんだ DVD-Audio などの技術がすでに存在しているのにその普及には力を入れず、無理な部分で無理をしているのだから、「いまさらどうしてそんな行為に及んだのだ」という疑問に対して、レコード業界もオーディオ機器メーカーも、納得できるような回答を提示できていないのが一番の理由でもあると思う。
まぁ、オーディオ機器メーカーは、突っ走ってしまったレコード業界のとばっちりを食らっているだけ、という見方もできるわけだけれど…。
2004-01-16
● PukiWiki
http://hsbt.que.ne.jp/diary/?date=20040116#p01 あたりを読むと、やっぱりみんな同じような感想を持つようだ。とにかく、
- URIが汚くなる
- 重い
というデメリットが目立つ。これを改善するためには
- 日本語のキーワードでも英語のURIに変換できるようにする
- マルチバイトドメインのやり方は嫌いじゃないけど、あれも汚い
- キャッシュを使う。毎回同じ出力なわけでもないだろうし…
といったあたりが改善策なわけだけど、さらなる改善策としては WiKi 解読デーモンでも後ろで立ち上げておくとか、そういった方向に進んでいくのだろうか。WikiPache とかいうサーバーが出てきそうだ (すべてのページをWiKi文法で書き、普通にHTTPが話せるサーバー)。
2004-01-17
● あれから9年
阪神大震災から9年。「もう」9年なのか、「やっと」9年なのか、人によって感じ方はずいぶん違うだろう。それでも、以前に比べると人々の心の中であの震災の負のイメージが少しずつ緩和され、やっとまともに向き合えるようになってきたはずなのに… 今度は、記憶が薄れて、もはや1月17日という日付からでは思い出せなくなっている人も多いような感じがするのは、やっぱりここが東京だからなのか。
なんとも寂しい話だ。
それにしても、当時高校入試を受けていた自分が、もう社会に出ようとしている。時の経つのは、やっぱり早い。
2004-01-23
● ウェブ日記
所詮ウェブ日記なんて一つの顕示欲なわけで、日頃の出来事を話す相手ができればわざわざ(さっき話したばかりのことを)書きたいとも思わなくなるし、感じたことを伝える相手がいなくなれば日記に書きまくる。 特に、個人レベルの日記なんて、読者はごく数人に限られているんだし、あまり書いても書かなくても影響というか反応はわずかですから…。
そうやってウェブ日記は生滅を繰り返すのかも知れない。
2004-01-27
● アーキテクチャ
同じPC・OS上でも、gcc の C-compiler と、Borland C ではデータ構造が違うらしく、同じデータ構造なのになぜファイルの読み込みができないのかと小一時間悩んでみた。
というか、浮動小数点のとりかたが違うようで。
● 「放置」自転車
お昼のたった3時間のバイト中、店の横に止めていた自転車が撤去された。駅前だということもあって、不法駐輪扱いされたらしい。
文京区に対しては声を大にしてこう叫びたい:「自転車置き場も整備せずに、容赦なく撤去するってのは言語道断なんではないのか」。月極の自転車置き場(しかも近くに窓口がなくて、わざわざ遠い区役所まで出向かないと許可証がもらえない…てゆーか、金払わせといて「許可」証って何様のつもりだよ、「お客様証」とかせめて「利用証」とかにすればいいのに)しか用意しない行政区で撤去されると、非常に腹立たしい。買った自転車どこに止めろっていうんだよ…。いっそ、文京区内は自転車の販売を禁止にしてしまえばいいのに。
翻って台東区はいい制度を導入している。駅前にコインパーキングが用意されている。1日100円だから、撤去されるのに比べるとはるかにありがたいだと思って必ず使うようにしている。こういう行政区で撤去されたら納得いくのになぁ。
撤去手数料でビジネスでもしてるつもりになっているのか?
2004-01-29
● オレオレ詐欺
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20040129k0000e040019000c.html
いわゆる「おれおれ詐欺」の認知件数が、昨年1年間で6504件(うち未遂2185件)に上り、被害総額は43億1800万円に達した
んー、なんというか、やる方もやる方なら、やられる方もやられる方。
■ DAT普及委員会 [コンパクトディスク? デジタルオーディオテープ・DATウォークマン聞いたらCD?ゴミになる]
■ wassy [???]